剪定道具

お疲れ様です。

昨年に比べ雪が多く、毎日の雪かきが日課の園主です。

雪が降ると山の方にある園地は大通りから歩いていかなければならなく毎日スノートレッキングのようです。

この時期、りんご農家は雪の舞う中「剪定作業」をしています。

りんごの剪定とは、果樹栽培の中でも最も難しいと言われて農家も毎年悩みながら作業をしています。

 

剪定作業には主に鋸と鋏を使用して作業するのですが今回は鋸についてのお話を少し。

 

鋸も時代の流れとともに安価で錆びにくく折れにくい替え刃式の鋸が簡単に手に入る時代ですが園主は昔ながらの職人さんが目立ててくれた鋸を使用しています。この鋸は錆びやすく、折れやすく、刃こぼれしやすい、、、実際私も何度か折ったこともありますし刃こぼれしたこともあります(T . T)

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正直、替え刃式の鋸も十分切れます!

多少雑に扱っても折れる事はないし、錆びることも少ないです。

じぁ、なんでわざわざ職人さんの鋸を使ってるかというといくつか理由があって

まず、

切れ味が持続するという事。

切り口が綺麗だという事。

そしてなりよりも、メンテナンスさえしっかりすれば何十年も使えるという事。

 

私の使ってる鋸も15年以上、中にはおじいちゃんが使っていたものに関してはおそらく50年ほど経っているものも現役で使用しています。

 

りんご王国と言われる弘前でも昔は沢山あった鋸屋さんや鍛冶屋さんも数えるほどまでに減少。

今使っている鋸も目立てをしてくれる職人さんがいるからこそ。

 

使い方を間違うと折れたり、刃こぼれしたりしますが、切れ味を楽しめるのは職人さんが一つ一つ目立てしてくれた鋸の方ではないでしょうかね。

 

さあ、今日も切れ味楽しもう〜