収穫のタイミング

お疲れ様です。

こんな拙い、不定期過ぎるブログでも見てくれてる方がいるようなので不定期アップします。

腰痛ベルトをネット購入したらサイズが大きすぎた園主です、、

 

さて、畑では早生品種「つがる」の収穫も終わり中生種、晩生種の着色管理へとなってきました。

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今年は来年よりも熟度が進み、着色も進んでいるので、収穫のタイミングも大事になってきました。

基本的には熟してから収穫する。しかし過熟だと食感や棚持ちに影響する。

塾する前に収穫すると食味は劣るが棚持ちはする。

 

産地市場だと、圧倒的に後者の方が高値がつく。高値で競り落とされるという事は、買った業者さんにとってはそれ以上の商材として販売できるという事。リンゴが食べ物としてではなく商材の一つとして扱われているような。

 

熟したタイミングで市場に持っていくと、りんごも沢山出荷されるため高く取引される事は少ない。

 

これは、社会で習った需要と供給のバランスってやつですね。

 

このバランスはなかなか農家が調整できるものではない。昔の人たちは豊作祈願をしてきましたが今は豊作貧乏という言葉もあります。

リンゴが取れすぎてこのバランスが崩れ価格崩壊が起こる。

 

就農した年、大豊作でこんな価格じゃ経営できないと危機感を覚えたのをはっきりと覚えています。

しっかり再生産出来る価格でお客さんも納得出来る品質のものを作ろうと決心した年でもありました。

 

今では沢山のお客さんに恵まれて、毎年沢山のご注文をいただき感謝感謝です。

もうすぐ「ひろさきふじ」「トキ」と言ったりんごの収穫も始まります。しっかり収穫のタイミングを見極めて皆さんに発送したいと思います。