これは、りんごの剪定作業に使用する「剪定鋏」です。
近年、このような道具は大量生産で作られる、安価な使い捨ての道具が多く流通してきています。
確かに、安価で新品が手に入るならそれに越したことはありませんが、僕は使い捨ての道具は使用しません。
りんごの品質を大きく左右するといわれている剪定作業に使用する道具ですから、良い物を長く大事に使っていきたいと思います。
手入れしなければすぐ錆びたりするという欠点もありますが、使い込むほどに切れ味が増してきます。
写真の鋏は左から「川越」「茂光」「清水」「津軽」。すべて職人さんの手打ちの鋏で、全部使用しています。ある人が「道具は人を選んで寄ってくるよ」と言ってました。その通りに僕にある鋏はすべて頂き物で、自分で買った鋏は一つもありません。
道具を大事にしない人に、良い仕事が出来るでしょうか？
剪定作業が出来るのは、「鋏」と「鋸」があるから。。。感謝感謝！
