異常が通常に

6月の健康診断で胃の再検査をする様言われ、本日人生初の口から胃カメラをやった園主です。口からの胃カメラは苦しいと聞いていたがこれほどまで苦しいとは、、、。そんなことより結果異常無しということでホッとしております。


猛暑酷暑
全国的にも暑い夏だった今年、ここ青森も連日の様に猛暑日が未だに続いております。
先日は、39.3度と北国とは思えない気温を記録しました。今まではお盆を過ぎると風が変わり気温も下がり始めるのですが今年はまだ夏真っ盛りのような天気。

 

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日焼け
連日の猛暑に加え、三週間程降雨もなく畑は超干魃状態。ある程度、干魃には強いと言われるりんごの木でもだいぶ苦しそう。
35度を超える日差しにはりんごも日焼けし茶色くなってしまった果実もたくさん。
この時期、着色管理や垂れ下がった枝の支柱入れ等の作業をしたいのですが、こういった作業をすれば日焼けを助長してしまう。作業は進めたいけど、日焼け果は増やしたくない、なんとももどかしい、、、。


猛暑大好き?
畑には連日猛暑でイキイキとしているものいます。この時期の主要害虫「ダニ」。
1ミリにも満たない小さな小さなダニですが、旱魃や猛暑が大好き、、、ということで今年は大発生、、、大事な大事な葉っぱを吸汁してしまう、とても厄介な虫。専用の薬剤を散布すれば一旦はいなくなるものの、また直ぐに発生しやすい天気。
ダニ専用の薬剤は他の殺虫剤に比べ高価なものも多く、安易に使用するのは避けたいところ。しかし暴発してから完全防除するのも難しい。天気以外にも園主の頭を悩ませている。

 


異常なほどの値上げラッシュ
農業にとって異常なことといえば天気だけではなく、資材や肥料、農薬、運賃などの値上げも止まりません。肥料の値上げに関しては以前のnoteを参照↓

https://note.com/satofarm/n/nab37e5a208fc


ここ数年、資材関係の値上げも止まりません。10年前から比べると10キロ製品を作るのにかかっていた資材費が80円ほどUP、、、。運賃に関しても数百円UP、、、。りんご農家の使用する機械に使われるガソリンなんかは言わずもがな。それでもりんごを作り続けていかなければならないので、今年から宅配りんごの値段を改定させていただきました。お客様の負担が増えてしまうと思うとなかなか改定出来ずにいましたが、昨今の値上げラッシュにはとても現状の価格では合わなくなってきました。運賃に関しては昨年、大幅な値上げが予想されていましたが、運送会社さんと話し合いなんとか今まで通りの価格で契約することができました。資材に関しても、新たな資材屋さんと契約することで商品価格を少しでも抑えることになりました。

今までは異常だと思っていた天気がこれからは通常になり、現在異常だと思っているいろんな物の値上げにも慣れ、これからは常に「異常」になっていくのでしょうか?